夢の共演

アルボ・ヴァルドマ教授 & 赤木飛輪

 

伊崎の森ホールにて

2018年5月12日

 

絵本のお話は、夏•秋•冬•春の四話からなっています。

デュオの演奏では、秋•冬•春の三つの作品を、お届け致します。

 

ピアノ : アルボ・ヴァルドマ教授 & 赤木飛輪

赤木有為子 作曲 / アルボ・ヴァルドマ 編曲

 

ピアノ連弾 秋 あめの日の ジンジャーブレッドマンビスケット

ピアノ連弾 冬 ゆきの日の ライスプディング

ピアノ連弾 春 あたたかい日の いちごフール

 

プロフィール

ヴァルドマ教授

1942年エストニアのパルヌに生まれる。1970年タリン音楽大学特別教授、1979年アルボノヴィサド音楽大学教授、1984年ベルグラード大学ピアノ教育学科教授。1992年よりドイツケルン音楽大学教授、現在に至る。リサイタル、室内楽活動も活発に行う。ヨーロッパ各地やオーストラリアにおいて、ネーメ・ヤルヴィ、クルト・ザンデルリング、 エリ・クラス、 アルヴィド・ヤンソンスなどの指揮者と共演。また、録音、テレビ放送出演多数。エストニアより名誉国民賞を与えられる。ヨーロピアン・ピアノ教育連盟会員、セルビアでは同連盟の会長、エストニアでは同連盟の名誉会員。エストニア音楽大学より名誉博士賞を与えられる。この春にはパルヌより名誉市民勲章を授与させる。弟子は、最も注目を浴びる国際コンクール、ジュネーブ、ウィーンのベートーベンコンクール、ブリュッセルのエリザベスコンクール、リーズ、ミュンヘンARDコンクール、クララ・ハスキル、などで受賞。2007年にはスイスにて、ポール・ヒンデミス財団によって、 教授の名前を冠したアルボ・ヴァルドマ国際ピアノ芸術院および音楽祭が開かれた。2007年には赤木夫妻とともに福岡国際音楽祭を立ち上げる。その他、ドイツ、クロアチア、エストニア、イタリア、ロシア、ボスニア、米国、中国、韓国、日本などで講習会を開催。

赤木飛輪

5歳からピアノをはじめ8歳で渡英。イギリスでは11種類コンクールで一位を獲得。ミルトンキーンズ音楽祭では名誉の記念として「HIWA AKAGI」名が刻印されたトロフィーがその後受け継がれる。ASEANショパンコンクール最高位、協奏曲部門第3位、ロンドンブレントコンクール1位、ノースロンドンコンクール1位、ミルトンキーンズコンクール1位。10歳でイギリスデヴューリサイタル開催。その後もソロ活動や、エイドリアン・ボイントン指揮コーナーストーン響やペルヌシンフォニアとの共演多数。クイーンエリザベス戴冠50周年祝典コンサートでソリストとして招かれ、コーナーストーン響とショパン協奏曲1番を共演。故イリーナ・ザリツカヤ監修のもと、ドイツ、オランダ、スペイン、フランスなどで数多くの音楽祭に出演。カザルスホール定期公演では、“アンテナの深いところで、作曲家が託したものに共感できる感性の持ち主、赤木の演奏のどこを取っても、そこには類い稀な鋭敏な感性が捕らえた表現しか流れていない”2007年ムジカノヴァ、など、その他『ショパン』、『音楽の友』の音楽雑誌でも好評を得ている。桐朋学園高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業。英国王立音楽院卒業。The Emma Project、The Chopin Center所属アーティスト。

 

ピアノ連弾 秋 あめの日の ジンジャーブレッドマンビスケット

 

ピアノ : アルボ・ヴァルドマ教授 & 赤木飛輪

赤木有為子 作曲 / アルボ・ヴァルドマ 編曲

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曲目解説

(雨の日のジンジャーブレッドマンビスケット) 雨が降って外で遊べない、アンニュイな冒頭、窓の雨模様をみながら、ヘジホジは退屈です。突然ジンジャーブレッドマンがしゃべりだし、一緒にヘジホジ君とサッカーをしたり!でも、それは、ヘジホジ君のお昼寝中にみた夢、でも、焼き上がったジンジャーブレッドマンビスケットには、ちゃんと証拠が残っています。

動きのある物語に合わせて、曲も、雨模様だったり、突然遊び心たっぷりになったり、物語にそった愛らしいバラードになっています。

 

ピアノ連弾 冬 ゆきの日の ライスプディング

 

ピアノ : アルボ・ヴァルドマ教授 & 赤木飛輪

赤木有為子 作曲 / アルボ・ヴァルドマ 編曲

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曲目解説

(雪の日のライスプディング) ヘジホジが寒く深深と積もる雪の世界で、遊びながら大好きなマシュマロやライスプディングを思って楽しんでいます。第二セクションでは、早く帰らないと帰れなくなっちゃうよ、と、お空からの声が当たりに響き渡ります。第三セクションでは、やっとの思いで家にたどりつくと、そこにはお母さんが作った暖かいライスプディングが、ヘジホジ君をやさしく包み込みます。曲の高音部では、深深と冷たくも、美しい雪の描写を、さすがバル三国の厳しい雪景色を知るヴァルドマ氏によって、見事な和声感で表現されています。一番の曲尾と、二番の曲尾と、三番の最後は、同じメロディーの演奏で、一番の曲尾では情けないヘジホジが表現され、二番の曲尾では、ボールが激しく転がり落ちる再現で、最後は夢の中が表現となっています。

 

ピアノ連弾 春 あたたかい日の いちごフール

 

ピアノ : アルボ・ヴァルドマ教授 & 赤木飛輪

赤木有為子 作曲 / アルボ・ヴァルドマ 編曲

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曲目解説

(暖かい日のイチゴフール) 軽快で楽しいメロディー、ころころと転がり落ちる、赤、青、紫、色とりどりのベリー。心弾むイギリスの、からりとした夏模様の曲です。絵本では春の食べ物になっています。ユニークな高音部と、軽快なリズムが、物語に出てくる小鳥たちの鳴き声、ベリーの甘酸っぱさを連想させます。